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歴史は後から付てくる

 最新技術として市場をリードし開拓していくためには、一時の流行や目先の変更だけでは長期期間に渡り、ブランドを維持し定着させる事は不可能です。いつも、市場やユーザーさんに対しての期待を裏切らない、潜在的な魅力を持つ商品力を保有していなくてはなりません。このためには、悪戯なモデル変更ではなく、本質面での意味有る技術力、創造力、実現する為の試作や検証を行い、提案やコンセプトの確立を進め、実際に完成した商品と音質が進化していなくてはならないのです。正しければ、数年後にこの後を確実に追ってくるものなのです。

開発技術の成果

2000年度末までに生産販売された商品は、企画を行なった責任として、ブランドのファンに期待を裏切らない内容であり、シリーズ発売から24年に及ぶロングランのプリメインは、2度と起こせないオーディオ界の歴史の痕跡として残るでしょう。また、最高のオーディオを目指して開発したヴィンテージの商品群は、世界中に通じるモデルとして、音質性能の持つ特色は、いつまでも心に残る名作となる為に、10年20年に一度のヴィンテージワインにあやかり命名しています。歴史が経過した時に、この商品の持つ価値が再度認識されると思います。それまで、お持ちのユーザー様には、大事に御使用いただけるよう、心からお願い致します。この間に蓄積した大きな遺産は、既に市場に残し独占にあまりこだわらない事で普及しています、より効果がある性能をユーザーさんに、供給できる事が大事な事です。多くのカスタム開発部品も、一社の独占ではなく、良ければお使いくださいの姿勢は、以下のように、新規パーツの開発に貢献しています。また、別の視点での開発もおこなわれる事で、選択の幅が広がり、市場競争が生まれます。ここでは、種々考慮し代表的な項目だけに留めさせて頂きます。

1.部品開発による実証

先に、先攻し開発した部品、またはいち早く採用した代表的な音質選別品は、やっと市場に普及しています、以下の部品は逸早く音質にこだわり、次世代には普及するとのコンセプトにより、最初にモデルに採用しています。電気部品の開発はメーカーさんの了解を得る必要があるので、一部のみ紹介します。
ドイツWBT社、ダブルポールスピーカーターミナル
ドイツWBT社、RCAピンコネクターJIS規格
テフロンコーテイング
テフロン基板
テフロンアイソレーション
純銅インシュレータ/純銅楕円インシュレーター/純銅楕円金メッキインシュレーター
6N電源ケーブルカスタム
6N内部配線材カスタム
6N銅帯カスタム

2.構造面での実証

音質を考えた時、行き着く先に有るものを予測し、逸早く採用したのが、音場再生を理想的に再生させる為に、考え提案し、採用したのが構造面での位相管理を可能とした、構造体です。今では、中心価格で多くのメーカーさんまで採用される様になっています。

ツインモノラルコンストラクション/デュアルモノブロック構成

同時に、振動に於ける音質への影響を、独自の法則を作り上げて、モデルに於ける要求度合いに応じ、5ランクに分かれた振動の影響を処理しています。

独創の理論アイソレーテッドメカニカルフィードバック

3.電気回路の実証

回路に関しては、ノーマルアンプ、バランスアンプの独創回路方式に加え、実際あまりにも多くの開発や改善を行っているので、詳しくは別の機会に省略します。真空管からトランジスター、FET、複合バイポーラー等、順次、世界でも類を見ない完成された技術と、たゆまない努力の成果は、ただの電気製品ではなく、生きた音楽を再生するための、趣味としての道具として、磨き上げられ進化を続けて行きます。電気的に正しく動作し、音的にも同期した同一軸上に変化をするようになったのは、回路のサブタイトルにつけられた、ネーミングに進化の過程を知る事ができます。同時に市場リーダーとしての方向を決めるキャッチも御存じの方は、24年に及ぶ回路の進化はカタログに掲載してきましたので御覧ください、独自の回路方式は、その内容の多さに、困惑してしまいますが、これも、クラスや製品の要求毎に異なり、基本回路の方式により、その特性や特長から独自の創造による方式としています。 また、次世代のコンセプトである電気回路方式は、当面保留しています。

4.電気部品での実証

電気部品の開発も、膨大になります。出力素子から、コイル、抵抗、コンデンサー、マスターボリウム、国内、海外から総て統一したコンセプトの、音質性能と信頼性で開発しセレクトしていました。アクアオーディオラボでは、継続的に入手を確保、また、既に市場から姿を消している物も入手の予定です。
出力素子は、現在生産中止になっています
NM-LAPT
MOS FET

歴史の後を追いかけたから

 オーディオの歴史は、米国や欧州が先攻しました。真空管アンプ、スピーカ、レコードプレイヤー、日本はこの後を追いかけそして追い付き追い越そうとしたのです。一時期、日本のメーカが世界中のショーに進出していました。最新技術として世界の市場をリードし開拓していくためには、一時の流行や目先の技術力だけでは長期期間に渡り、ブランドを維持し定着させる事は不可能です。追いかけている間はいいのですが、いつも最後の所で、現在の日本人感覚の中で働く何か、または受け入れない何か、が有る様な気がします。

そしてリアルオーディオアンプの系譜

真空管式アンプ、半導体アンプ、デジタルアンプとアンプの形態は方式が変化しています。実際に時代の変化が生み出すものがいいのか、残念ながら事オーディオに関しては、変化したものが総ていいもであると言う事は、ないと思います。 リアルオーディオアンプ、アンプはどのような役割をオーディオのシステムの中で行なっているのか、増幅器として電気信号を増幅しスピーカを動かすだけの性能であれば、たいした苦労も無く誰でも容易く手に入れる事ができます。アンプの電気的性能、音質性能を熟知そして、最後の評価はスピーカから出た空気のエネルギーの質、その後の音楽表現が総てを決めるのです。過去、時代に代表される物は、この再生能力にすぐれたものしか歴史に名を留めていません。この事は、人間の聴覚が選びだした物が、歴史の記憶として覚えているわけですから、いかにしても逆らえない、歴史の事象として記憶されるのです。この答えを出せ、実践できるかが次世代オーディオの目指すところとなり、リアルオーディオはこれからの市場リーダーの呼称なのです。豊かで、人としての尊厳の為に頑張るのは、こういう事の為でなければ、存在したブランドの意味がありません。

そして歴史の先端に

すでに始まっている、次世代の技術とコンセプトも追加予定。
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